東京を拠点に活動するダンサー/振付家の神村恵と、ベルギーを拠点に主にヨーロッパで活動しているダンサー/パフォーマーの奈良圭奈によるプロジェクト「鼓膜の話」を体験する稽古会をおこないます。
2024年に開始された「鼓膜の話」プロジェクトは、身体の微細な感覚から立ち上がる断片的なナラティブをテキスト作品化し、それを再び身体の動きに変換し、ダンス作品に展開するプロジェクトです。
今回の稽古会では、神村と奈良で制作した身体部位と動詞を組み合わせた言葉のリストを共有し、その方法にならって新たな言葉を作ったり、それを動きに展開すること、またそれらの方法の中にどのような可能性があるか、参加者の皆さんと探ってみたいと思います。
ダンス経験などは不問です。動きやすい服装をご用意してお越しください。
奈良圭奈+神村恵「鼓膜の話」プロジェクト 稽古会
ファシリテーター:奈良圭奈、神村恵
日時:2025年2月5日(水) 18時〜20時 (17:40より受付開始)
会場:ユングラ(西国分寺から徒歩8分)
参加費:500円+ドネーション
予約不要。直接会場にお越しください。
主催:神村恵
アーティストプロフィール
奈良圭奈 Keyna Nara
4歳よりヒラキバレエスクール(千葉県浦安市)にてバレエを始める。2002年ロッテルダム・ダンスアカデミー卒業後、DansGroup Krisztina de Chatel(アムステルダム、オランダ)に4年半在籍。その後フリーランサーとして多数のダンスと演劇のプロジェクトに携わる。
2015年、ユトレヒト大学Theater Studies学科修士課程修了。
2016年にオランダからブリュッセル(ベルギー)に拠点を移し、国内外で若手アーティストとのコラボレーションを続ける。近年のコラボレーションでは”Shanzhai Express” by AndCompany and co(ベルリン、2023年)、”A Dream that belongs to no one” by Asa Horvitz(アムステルダム、2024年)など。
神村恵 Megumi Kamimura
振付家・ダンサー。2004年より自身の作品の振付・上演を開始し、国内外で公演を行う。津田道子とのユニット「乳歯」、高嶋晋一とのユニット「前後」など美術家との共同も多く、ダンスに収まらないパフォーマンス作品も発表している。近年の主な作品に、『彼女は30分前にはここにいた。#2』(2020年、国際芸術センター青森)、『新しい稽古』(2023年、BankART KAIKO)など。2022年、スタジオ「ユングラ」の運営を開始し、同時に複数のアーティストと共に「プロジェクト・ユングラ」を始動。2021年度より、セゾン・フェローⅡ。