Playing, not learning.

Why do I (we) tend to work harder on something useless, than on something useful or purposeful?
Recently I am learning Korean language by myself just for time-killing. It’s actually not a learning but just a game. Here I sort out the way how I play the “game”. The game of interpreting/transcribing the known situation into a different one.

At train stations in Japan, station names are shown also in Hangul (Korean alphabet). I had an idea of learning Hangul through those signs.
As referring the basic notational rules on my smart phone, I started decoding the letters by comparing with Japanese station names.
Each character consists of the combination of consonant letters and vowel letters. There are only 24 letters in total, so it’s easy to read once you learn the basic rules and each letter’s sound.
Hangul is phonogram like alphabet, and the composition of each letter resembles Chinese character.

As repeating to write those letters with fingers in the air, I also try to associate letters with already known images to entrench the meanings in mind. Then it’s followed by the process of translating various Japanese names of persons or places into Hangul. Even if you instantly forget what you just learned, you have to keep repeating that with the mouth, hand, and eyes. “Repetition” is always the biggest key.

何かに役立つことをやろうとしたり、目標を立てたりするとやる気が湧かず、特に役立たないことの方が、やる気になるのはなぜなのか。最近暇つぶしに、あるいは現実逃避的に韓国語を勉強している。勉強というより、単にゲームとしてやっている。自分のいる状況を読み替え、書き換えるゲーム。
備忘録的に、自分のやり方を整理してみた。

最初は駅で、駅名のハングル表記を見て、読み方を覚えることからスタートした。基本的な表記規則はスマホで調べつつ、駅名とハングルを照らし合わせて解読する。暗号を解読する感じで。分からない部分はまたスマホで検索。電車が駅に止まるたびに表示を探して、ハングルを読む。最初は、ただ日本語をハングル表記に置き換えられるようにする。

ハングルは、アルファベットで日本語を表記する時のように、母音と子音のパーツを2つ以上組み合わせて一つの文字を構成する。最小単位のパーツは字母というらしく、24種類しかない。基本的なルールと文字の持つ音を覚えてしまえば、とりあえず読めるようになる。15世紀に韓国の統治者が誰でも使える文字としてこれを考案したそうだけど、日本語の煩雑さと比べると、この間口の広さはほんとに素晴らしい。表音記号であるところはアルファベットっぽくて、上下や左右で組み合わせて一文字にする構成は漢字っぽい。

覚えづらいものは何かのイメージと結びつけたり、空中に指で繰り返し書いたりして覚えていく。次は読むだけではなくて、自分の名前や知り合いの名前、地名などを、頭の中でハングル表記に置き換えてみる。覚えたつもりがすぐ忘れるけど、とにかく色んなやり方で繰り返していくと、だんだん記憶に定着してくる。

電車に乗るという状況と韓国語をやるということを結びつけるのが自分にとってはちょうど良い。ある区切られた時間の中でのちょっとした習慣にできるし、紙やスクリーンなど文字の上だけで覚えるよりも、具体的なアクションと結びつけて立体的に覚える方がやりやすい。

文字をある程度覚えたので、今度は簡単な韓国語の単語を覚える。駅中の表示を見ると、「出口」「禁煙」「待合室」などの表記もハングルで書いてある。これらは韓国語だから正しい読み方がよく分からないので、スマホで発音を確認する。ネットには基本的に何でも載っている。口の中でブツブツ言ったり、指で何度も書いたりして覚える。日本語のハングル表記を覚える段階よりも、もちろん読みづらくなるし覚えづらくなるが、駅で表示を見るたびに読んで思い出す。

駅の表示に出ていないような他の単語も覚える。これも、自分のアクションと結びつけたほうがいいので、階段、駅、雨、手、など、自分がいる状況や行なっていることから思いついた単語をスマホで調べ、覚えやすそうだったら覚える。文字数が多かったり複雑そうな単語は避けて、簡単な、そして具体的な名詞をまず覚える。言葉を覚えたての子供が、目につくものをとりあえず口に出すみたいな感じで、口と手で繰り返す。響きが好きな単語は覚えやすい。「ピ」=雨、とか。文法が気になってきたりもするが、一気に覚えようとすると絶対に嫌になるので、ストレスになることはやらない。まずは名詞だけ覚え、気が向いたら、形容詞や動詞にも手を出してみる。
※漢字起源の単語だと日本語と似ているもの(計算=ケサン、家族=カジョクなど)が多いので、それらを最初に覚えようともした。しかし似ている単語だと覚えたつもりだけになってしまうのと、響きが自分にとって新鮮でないと、覚えたいという意欲が湧かないので、そういうものは後回しにすることにした。

単語をある程度覚えてきて、文章にしたくなってきたら、自分のことを紹介したり、説明したりする簡単な文章を考える。これも一気にはやらない。ネットで調べて、短くて簡単なものを、頭の中で使ってみる。口の中でブツブツ言ったり、指で書いたりもする。

基本的に韓国語と日本語は文法的にとても近いので、語順や構成要素がほとんど同じ。日本人が英語を学習するのと比較したら、初歩レベルにおいては文法的に労力はほぼ必要ない。むしろ普段自動的に使っている言語をちょっと違う形で再インストールするような感覚がある。両者は似ていながらも違うから、例えば英語を学ぶ時に対比的に振り返るのとは違う仕方で、改めて日本語を意識することになるのが面白い。韓国でももともと漢字を使っていたわけなので、漢字起源の単語で日本語と似ているものがたくさんあるし、言語というのは地続きに変化しながら分布しているものだという実感が持てる。

ここまでが始めてから3〜4ヶ月くらい。こうやってまとめて書くと、ずいぶん身に付いていそうな印象になるけど、何しろ暇つぶしのゲームなので、本当にのろのろとしか進まない。
でもゲームだから、飽きない限りもうちょっと続けたい。